人物
主人公。クレナ村の出身。黒目黒髪で容姿は端麗。甘党。
前世の名前は山田健一、前世では35歳。
アルバヘロンという魔獣から名前を付けられた。
この世界唯一の召喚士である。
農奴として生まれて、グランヴェル男爵家の従僕を経て、グランヴェル子爵家の客人になる。
ローゼンヘイムに侵攻した魔王軍との戦いで活躍し、ローゼンヘイム参謀となる。
Sランクダンジョン攻略の活躍を評価され、世界に3人しかいない、Sランク冒険者になる。
座右の銘は、『ステータスを制する者はゲームを制する』
酒を飲むとゲームへの集中力が落ちるため、『ゲーマーはお酒を飲まない』という信条のもと、酒は飲まない。
戦闘方法
高い知力と前世のゲーム知識、召喚獣の共有による様々な視点で状況を見ることができることやポッポの伝達や伝令を活かして、召喚獣やパーティーの指揮をとりながら戦闘をする。
アレン自身も召喚獣の加護により、ステータスを上げることで、個人としても高い戦闘力を持つ。
才能
召喚士★★★★★★★★の才能を持つ。
召喚士とは、様々な召喚獣を召喚し、攻撃や守り、デバフやバフ、回復、索敵などあらゆることができる才能である。
スキル
召喚
・生成された召喚獣のカードから召喚獣を召喚する
・召喚できる場所は、
・カードからの召喚とカードに戻すのは何回でも自由にできる
・召喚獣を召喚及びカード化できるのは、アレンから50メートルの範囲内
・特技の指示ができるのもアレンから50メートルの範囲内
生成
・魔力を消費して、召喚獣のカードを生成する
・Eランクから魔石が必要
加護
召喚獣を生成した分だけ召喚士のステータスが上昇する
合成
・虫と獣以外の種類は、召喚獣カード同士を合成して作成する。
→虫+獣=鳥、虫+鳥=草、鳥+草=石
・Eランクから魔石が必要
拡張
生成できる召喚獣カードの枚数を増やす。
強化
消費魔力10。召喚獣を強化する。
加護になっているステータス2つの数値を上昇させる。
収納
・魔導書の見開きに縦横30センチメートル程の穴がありその中にアイテムなどを収納できる。
・Eランクからの召喚獣を生成するための魔石をこの中に収納する必要がある。
・収納の中では時間が経過しないため、食料などの保管もできる
共有
・消費魔力なし
・知力200につき1体の召喚獣に共有が使える
・意識を召喚獣と共有し、特技を含めた指示ができる
・共有した召喚獣を経由して、別の召喚獣への指示はできない
・共有するのは視覚と聴覚(味覚は検証していない)
・最初に共有する際は、50メートル以内に召喚獣がいる必要がある
・共有の解除は50メートル以上離れた位置からでもできる
・知力100以下の召喚獣は、共有しても指示は受け付けない
・共有している状態なら、50メートル以上離れていても召喚獣をカード化できる
・50メートル以上離れてカード化すると、自動的にホルダーに格納される
覚醒
魔力消費100で覚醒スキルを使える
高速召喚
召喚、生成、合成、強化、覚醒などあらゆる召喚士のスキルを高速化する
指揮化
・レベル65で封印が解放され使えるようになった
・50メートルの範囲に召喚獣がいないと指揮化できない
・共有していれば解除は50メートル以上離れていてもできる
・1つの系統で1体しか指揮化できない
・スキル発動に魔力は消費しない
兵化
・指揮化した召喚獣が何体でも兵化できる
・兵化できるのは同じ系統の召喚獣だけ
・指揮化した召喚獣から100メートル離れると自動的に解除される
等価交換
・魔石一個で、一つ下のランクの召喚獣10体召喚でき、魔石10個で、一つ上のランクの召喚獣を1体召喚する。
・魔石1個で1つ下のランクの召喚獣を呼び出す際、魔石の魔力の総数が召喚獣の数に比べて余った場合、余った分の魔力に相当する数の魔石が、召喚獣と一緒に生成される。
エクストラスキル
ヘルモードのため、エクストラスキルはない
経歴
開拓村農奴編
本作の主人公。転生前は35歳の廃ゲーマー・山田健一
何万時間もかけてやりこむ価値のあるゲームを求める山田健一は、「終わらないゲームにあなたを招待します」と書いてあるネットゲームを見つけた。
最も難易度の高い「ヘルモード」と「召喚士」を選ぶと異世界の農奴「アレン」に転生する。
天を翔けどこへでも行けるアルバヘロンのように、自由に生きてほしいという思いで、ロダンが名付けた。
転生前のゲームのプレイスタイルは、より強くなるため、レベルと装備を鍛え、より強い敵を倒す。不必要なアイテム収集や生産職、季節のイベントは無視というスタイルであった。
1歳になった日、魔導書を使用できるようになる。
今まで使用できなかった理由は、テストが終わってない職業を選択されたため、準備ができていなかったからと魔導書の最後のページに創造神エルメアからのメッセージがあった。
3歳になり、隣に住む幼馴染のクレナと騎士ごっこをして遊ぶようになる。
クレナは3時の鐘の音が鳴るころにアレンの家に遊びに来る。
午前中は、庭の木に石を投げて、召喚士関係以外のスキルが獲得できるか調べる。
石を投げることで投擲スキルをレベル3まで取得し、スキル取得方法やレベルアップ方法を知ることができた。
自分はなぜ転生したのか、また、赤ん坊からの転生ではなく転移が良かったと思っていた。
しかし、弟も生まれ家族の団らんも良いと思い、レベル上げ以外に、家族を農奴から解放するという新しい目標ができる。
鑑定の結果、召喚士の才能は文字化けし、神官が才能なしと言う。
ロダンはアレンが落ち込んでいると思い、声をかけたが、実際には鑑定の結果を分析しているだけだった。
鑑定の儀が終わった後もいつも通りクレナと騎士ごっこをしたが、その後に両親が出かけていく。
先にテレシアが帰ってきて、その後返ってきたロダンはあざだらけだったが理由は教えてくれない。
アレンの住む開拓村では、秋の収穫後に「ボア狩り」を行っていた。
6歳のある日、父・ロダンがボア狩りで重傷を負う。
これをきっかけにアレンは子供のふりをやめ、療養中の父に代わって農作業や水汲みを手伝うようになる。
また、創造神エルメアから「100人いても達成できない試練」と「試練を乗り越える知恵と力」を授かったと両親に打ち明けた。
農奴時代は、親からボア狩りへの参加許可が出なかったため、畑でのアルバヘロン狩りしか行えなかった。
父ロダンの働きへの褒美でグランヴェル家の従僕になった。
グランヴェル男爵家従僕編
セシルの希望でセシル専属の従僕になった。
男性使用人の部屋が空いていなかったため、屋根裏狭い物置部屋をアレンの部屋として貰えた。
休日にはグランヴェル周辺で狩りを行っていた。
食事に肉がでないことが不満なトマスの依頼でホワイトディアを狩ったことと屋敷内の肉を求める声が大きいことから狩猟番に任命される。
ミハイと出会い剣の試合をすることで訓練を積んだノーマルモードの実力を知る。
マーダーガルシュと戦い報酬に金貨10枚と救った馬車の主から金貨10枚をもらう。
馬車の主は高級宿屋の支配人だ
召喚レベルが上がり、Dランク召喚獣を召喚できるようになる。
その後アレンとセシルは、隣の領主・カルネル子爵に雇われた者たちに攫われてしまう。
だが、二人はなんとか脱出し、グランヴェル領へ戻ることに成功。
アレンは「魔王史」と「貴族の務め」について学ぶ。
そしてヘルモードで生まれた意味を知る。
創造神は最初から「ヘルモード」を選択する人物を探していた。
(バランスの壊れてしまった世界を救ってほしいと)
ノーマルモードが束になってかかっても歯が立たない魔王軍。
既にゲームバランスが崩壊し、滅びゆく世界。
この世界に現れた勇者は、魔王を倒せるのだろうか。
勇者が生まれて10年後に現れた、創造神が求めたヘルモードを選択する者。
自分が求められた者であることを強く認識する。
学園都市編
学園の受験を歴代最高点で合格した。
冒険者ギルドで情報収集と魔石収集を行い、家を借りるなどダンジョンに行く準備をした。
セシル、クレナ、ドゴラとパーティーを組み、パーティー名は廃ゲーマーにした。
セシルに対する話し方をクレナやドゴラと同じに変えた。
ダンジョン攻略初期はCランクの魔石を売って金策し、Dランクの魔石収集をし、召喚レベルを上げることを優先する。
回復役の募集をして、僧侶キールをパーティメンバーに加えた。
キールはカルネル家の子供であることが発覚したが、お互い戦場に行く必要があるため、共闘を申し出た。
学園武術大会後にグランヴェル子爵が王大使に招かれたときに同行する。
王大使が、クレナやセシルがいるパーティーを厳しい戦場に送るというと経験値が稼げるため、アレンは内心で喜んだ。
1年生の終わり頃にパーティメンバーのレベルとスキルレベルが最大値になってしまったことから、
魔王が全ての魔獣のランクを1つ上げたことにより、ノーマルモードが上限に到達するのが早くなったと推測する。
2年になり転入生のソフィアローネ、フォルマール、メルルの世話役を担任から頼まれる。
新メンバーが入ったため、アレン、ドゴラと加入した3人はB級ダンジョン攻略、クレナ、セシル、キールは4つ目のA級ダンジョン攻略とチームを分ける。
指揮官になるための、座学による戦術に関する基礎的な教養の授業を担任から受けるように言われた。
また、クラスメイト育成や攻略の手伝いも行っている。
学園武術大会に推薦され今年も辞退しようとしたが、今年は優勝者は勇者ヘルミオスと戦うことができ、勝ったら魔力回復リングをくれるということで参加することにする。
学園武術大会では、決勝でクレナと戦い勝利して、勇者ヘルミオスと戦い、魔力回復リングを入手する。また、勇者も魔王軍との戦いに絶望を感じていたことに気づく。
5つ目のA級ダンジョンを攻略し、S級ダンジョンに挑む権利を得る。S級ダンジョンはバウキス帝国にあるので3年生から転校など早くS級ダンジョンに挑む方法を考える。
2年生の終わりのある日突然学長に呼び出されると、魔王軍が通常の10倍程の人数でローゼンヘイム侵攻を行っていることを知り、ローゼンヘイムに出動することにする。
ローゼンヘイム侵攻編 精霊王と祈りの巫女
魔王軍の配備状況や各国の状況を確認し、中央大陸から帰還しているエルフの回復薬の代わりに、命の草をローゼンヘイムのエルフの霊薬として送ることを決める。
これによって、5大陸同盟の結束を保ちながら、回復役がいなくなった中央大陸の戦線を維持できると考えた。
アレン達はローゼンヘイムのネストに向かう。また、戦況を確認するために、召喚獣を中央大陸の前線にも送りる。
ティアモの夜襲では、回復役をつぶす役割を担当した。
その後同じく前線の街に行き、回復薬を渡し、ローゼンヘイムの戦力を回復させた。
ティアモに戻り女王からお礼をくれるということで、倒した魔獣の魔石と精霊王に合わせてほしいとお願いした。
精霊王ローゼンにパーティメンバーをヘルモードにするようお願いするが、断られる。
上位職業への転職であれば、レベル1に戻す条件で許可が出た。また、アレンは上位職業がない為、アレンの分は才能なしのミュラに才能をくれることになった。
翌日セシルたちから、精霊王との会話の説明を求められ、創造神エルメアによって転生したことや転生前の知識が役立っていることを話した。
仲間たちは今までのアレンの知識や行動から転生したことを納得してくれた。
ティアモを含む4つの街は、アレンが渡した回復薬や召喚獣によるバフなどの活躍により、すべての防衛線に勝利した。
撤退した魔王軍を追撃するが、4つの街に分かれていた魔王軍が合流し、100万の軍勢になり、ティアモに向け進軍する。
アレン達は遅滞戦術で魔王軍がティアモに到着するのを遅らせ、その間にティアモの街では迎撃の準備を進めた。
斥候に魔石を回収してもらい、魔石を遠慮なく使い、ドラドラの怒りの業火を使いティアモ攻防戦は完全勝利に終わった。
ラポルカ要塞にエリーを潜入させ、魔王軍が南北から挟み込む作戦を実行したことを知る。
挟み込まれる前にラポルカ要塞を取り戻す必要があるため急いでラポルカ要塞攻略を行う。
ラポルカ要塞攻略戦では、魔族を2人倒しラポルカ要塞攻略に成功する。
また、レベル65になり指揮化スキルが解放された。
エリーの潜入により魔神レーゼルがエルフに似た特徴と名前があるため、何か心当たりがあるか女王に確認し、エルフとダークエルフの歴史を教えてもらう。
エリーを通じて魔神について勇者ヘルミオスから教えてもらう。
魔王軍のうち海上から攻めてくる100万の兵を指揮化スキルも活かしながら一人で倒した。
ラポルカ要塞防衛線に勝利し、魔神レーゼルとの戦いのために、ギアムート帝国から勇者ヘルミオスを派遣してもらう。
バウキス帝国S級ダンジョン攻略編
ローゼンヘイムの女王にお願いして、セシルとキールが2年で卒業できるようお願いする。
理由は、アレンやクレナ、ドゴラは農奴の為、卒業したかはどちらでも良いが、セシルは貴族で、キールも貴族に戻る予定の為、卒業する必要があるからである。
謁見の間で、ローゼンヘイムの参謀に任命されたことがローゼンヘイムからラターシュ王国に伝えられる。
これは、ローゼンヘイム女王にお願いしてもらったものであり、爵位と同等のものを貰うことで、ラターシュ王国から命令されない立場を得ることができた。
王都での用事を済ませ、開拓村に帰り、仲間たちのことを家族に紹介する。
また、約束通り、ミュラに才能を与えてもらった。
白竜を討伐し、白竜の死体は食べる分の肉を除いてすべてカルネル領再建の為に使う。
王家の使いが、キールに献上を求めたが、白竜の被害の補填に使うので、利益が出ず献上できないことを伝え、王家が出している白竜の討伐報酬を貰う。
バウキス帝国に向かう途中にギアムート帝国の外交官が皇帝と面会してほしいと接触してきたが断る。
バウキス帝国でメルルと合流し、金貨1万枚の魔導盤を購入する。
天の恵み作成など人目を気にする必要があるため、ホテルではなく家を借りた。
S級ダンジョン攻略中の個人目標は、スキルレベルを8にすること。
セシルから、ダンジョンで稼いだお金の均等割りをやめて、アレンの魔石集め資金にする提案をしてもらう。
試練の塔の2階層でビービーに襲われていた獣人たちを助ける。
メルルのゴーレムはタンクになれるという話からタンクについて力説し、前世で聖騎士(ゲーム内の職業)をしていたことをはなす。
パーティメンバーに色々聞かれ、勘違いが広がっていってしまう。
運の要素が絡むと必要な装備などを集めることに時間がかかる運の悪さは前世から同じようで、ゴーレムの右腕がずっと出なかった。
自分もやってみたいといったキールが一度でゴーレムの右腕を出し、キールをにらんだ。
ダンジョンから戻り、冒険者ギルドで落ち合う予定の勇者ヘルミオスがなぜか拠点にいて大量の荷物を運んでいる。
S級ダンジョンの4階層でオリハルコンを手に入れ、ヘルミオスの紹介でオリハルコンを加工できるハバラクに依頼に行く。
しかしながら、火が弱くなりオリハルコンを加工することができなくなってしまったという。
ローゼンが何があったか神界に確認に行き、自分たちがローゼンヘイムで戦っていた時に、魔王軍の主力が神界を攻め火の神フレイヤから神器を奪ったことを知る。
神器がなくなった神は力を失い石になるため、数年以内にこの世界で火が使えなくなるとローゼンは言う。
それは、魔王軍と戦うときに、ミスリルやアダマンタイト等の鉱石を使用した武器や防具が使えなくなることであり、今まで以上に魔王軍との戦いが厳しくなることを意味する。
アレンは、ローゼンヘイムの女王やグランヴェル子爵にこのことを伝え、魔獣の素材などを防具や武器に加工するようにお願いする。
神器の件でアレンは、魔王軍は何十年も前から年光に計画を立てて行動していることを知る。
また、ヘルミオスに依頼して、ディグラグニにS級ダンジョンの初回攻略報酬を攻略したものに選ばせてほしいとお願いし、受け入れられた。
ゼウ獣王子にも神器や転職ダンジョンについて共有する。
10月1日が15歳の誕生日で、この世界の人とドワーフは15歳が成人の為、拠点で成人祝いを行う。
ダンジョン祭に合わせてガララ提督がS級ダンジョンの最下層に挑戦し、敗走してきたことを知る。
その後、ガララ提督はパーティを解散し、アレンたちの拠点に居座るようになった。
ヘルミオスの名前を借りて冒険者ギルドにS級ダンジョンの情報を共有する。
情報は階層ボスやデスステージから身を守る方法、宝箱の位置などである。
理由は、死亡率の高いS級ダンジョンでの犠牲を減らし、魔王軍に対抗し人類が存続するためである。
ヘルミオスの名前を借りて、冒険者ギルドにダンジョン情報部と提供ポイントを提案する。
最下層に挑戦し、銅の間と鉄の間を攻略する。
アイアンゴーレムは瞬時に蘇生する為、経験値を稼ぐのに効率が良いことに気づき喜ぶ。
延々とアイアンゴーレム狩りをしようとするが、仲間からの要望である程度休みを入れるようにする。
仲間の家族を呼び、ロダン村で成人の祝いを行った。
マッシュに強化の指輪を渡すときに一度断ったマッシュを見て成長を感じるが、大切なものを守るためには手段を選んではいけないことを教えて指輪を渡した。
成人の祝いの光景を見て、自分の守らないといけない全てがここにあると感じ、改めて世界の破滅を止める覚悟を決める。
最下層のミスリルの間を攻略し、最下層ボス攻略の決起集会を行う。
決起集会には、ヘルミオスパーティーやガララ提督のパーティーそして、ゼウ獣王子と十英獣を招き、全員に一緒に最下層ボス攻略しようと提案する。
ゼウ獣王子に参加してもらうために、ソフィーにお願いし、十英獣を派遣してもらった。
これによりゼウ獣王子に王位を継いでもらい、中央大陸への侵攻を唱えるベク獣王子を、獣王にさせない狙いもある。
アレンは、ヘルミオスパーティー、ガララ提督のパーティ、ゼウ獣王子と十英獣と共にS級ダンジョンを攻略した。
以前ヘルミオスに依頼したダンジョンの初回攻略報酬でダンジョンマスターのディグラグニにメルルの魔導盤を通常10個石板をはめられるものを20個はめられるようにして貰った。
S級ダンジョンを攻略して10日ほどたった日冒険者ギルドのマッカラン本部長からSランク冒険者に認定される。
また、バウキス帝国の皇帝と謁見するが、アレンのSランク冒険者認定の情報により、謁見まで少し時間がかかってしまった。
冒険者ギルドは全世界に一斉通達でアレンのSランク冒険者の認定を発表した。
一斉通達は魔王軍との開戦などよほどのことでないと使われない。発表内容は以下である。
S級ダンジョンを攻略し、冒険者ギルドに多大な貢献をしたアレンを、Sランク冒険者に認定すること
Sランク冒険者は確かな功績とそれを裏付ける実力によって認められる。
本人の戦闘能力は中堅国家の総戦力を凌駕する。
所属するパーティーの戦力は大国の総戦力に匹敵する。
もしSランク冒険者と何らかの形で争いに発展した場合、冒険者ギルドは一斉関与しない。
上記冒険者ギルドの発表は、世界を震撼させ、アレンに関係のあるラターシュ王国やローゼンヘイムに各国は問い合わせを行った。
ラターシュ王国は、アレンはすでにローゼンヘイムの参謀であり、既にラターシュ王国には所属していない」と回答した。
また、5大陸同盟の盟主である大国ローゼンヘイムは、アレンへの問い合わせに大して以下回答をした。
我が国の参謀「アレン」への、冒険者ギルドによるSランク冒険者の認定は、遅かったというのが率直な感想である。
さらに、その内容は、アレンの実力を過小評価していると考えられるため、現在、冒険者ギルドに内容の訂正を要請しているところである。
ローゼンヘイムはアレンと共にある