hellmode

ヘルモード ローゼンヘイム侵攻編 精霊王と祈りの巫女

あらすじ

まもなく3年生を迎えるある日、アレンたちは学長に呼び出される。
そこで告げられたのは、エルフの国「ローゼンヘイム」が魔王軍の大規模侵攻を受けているという衝撃的な事実だった。
通常の10倍規模の魔王軍が押し寄せる中、アレンたちはエルフの国を救うため戦場へと向かう。

ローゼンヘイムに到着したアレンたちは、女王がいる最前線の街ティアモを包囲する魔王軍に夜襲を仕掛け、侵攻を遅らせる。
その後、精霊王ローゼンに対し、「ローゼンヘイムを救った暁には、パーティーメンバーを上位職に転職させてもらう」よう依頼。
また、アレンは自身が転生者であることをパーティーメンバーに打ち明ける。

ここからアレンたちは反転攻勢に出る。
数多くの魔獣を倒し、魔獣を率いる魔族との激戦を繰り広げる。
そしてついに、ローゼンヘイムの首都フォルテニアに「魔神」がいることを突き止める。

魔神を討つため、アレンたちは勇者ヘルミオスに援軍を要請し、アレンたちは勇者と共に魔神レーゼルとの壮絶な戦いを繰り広げる。
激しい戦闘の末、アレンたちは魔神を討ち取ることに成功する。

その後、精霊神になったローゼンに、約束通りパーティーメンバーを上位職へと転職させてもらうことができた

登場人物

廃ゲーマー

アレン

魔王軍の配備状況や各国の状況を確認し、中央大陸から帰還しているエルフの回復薬の代わりに、命の草をローゼンヘイムのエルフの霊薬として送ることを決める。
これによって、5大陸同盟の結束を保ちながら、回復役がいなくなった中央大陸の戦線を維持できると考えた。
アレン達はローゼンヘイムのネストに向かう。また、戦況を確認するために、召喚獣を中央大陸の前線にも送りる。

ティアモの夜襲では、回復役をつぶす役割を担当した。
その後同じく前線の街に行き、回復薬を渡し、ローゼンヘイムの戦力を回復させた。

ティアモに戻り女王からお礼をくれるということで、倒した魔獣の魔石と精霊王に合わせてほしいとお願いした。
精霊王ローゼンにパーティメンバーをヘルモードにするようお願いするが、断られる。
上位職業への転職であれば、レベル1に戻す条件で許可が出た。また、アレンは上位職業がない為、アレンの分は才能なしのミュラに才能をくれることになった。

翌日セシルたちから、精霊王との会話の説明を求められ、創造神エルメアによって転生したことや転生前の知識が役立っていることを話した。
仲間たちは今までのアレンの知識や行動から転生したことを納得してくれた。

ティアモを含む4つの街は、アレンが渡した回復薬や召喚獣によるバフなどの活躍により、すべての防衛線に勝利した。

撤退した魔王軍を追撃するが、4つの街に分かれていた魔王軍が合流し、100万の軍勢になり、ティアモに向け進軍する。
アレン達は遅滞戦術で魔王軍がティアモに到着するのを遅らせ、その間にティアモの街では迎撃の準備を進めた。
斥候に魔石を回収してもらい、魔石を遠慮なく使い、ドラドラの怒りの業火を使いティアモ攻防戦は完全勝利に終わった。

ラポルカ要塞にエリーを潜入させ、魔王軍が南北から挟み込む作戦を実行したことを知る。
挟み込まれる前にラポルカ要塞を取り戻す必要があるため急いでラポルカ要塞攻略を行う。
ラポルカ要塞攻略戦では、魔族を2人倒しラポルカ要塞攻略に成功する。
また、レベル65になり指揮化スキルが解放された。

エリーの潜入により魔神レーゼルがエルフに似た特徴と名前があるため、何か心当たりがあるか女王に確認し、エルフとダークエルフの歴史を教えてもらう。

エリーを通じて魔神について勇者ヘルミオスから教えてもらう。

魔王軍のうち海上から攻めてくる100万の兵を指揮化スキルも活かしながら一人で倒した。
ラポルカ要塞防衛線に勝利し、魔神レーゼルとの戦いのために、ギアムート帝国から勇者ヘルミオスを派遣してもらう。

クレナ

野戦病院と化したネストに到着し、負傷者を助けるため、アレン達が状況確認している間に、回復薬とキールの回復魔法で出来るだけ多くの人を救うために行動する。

ティアモの夜襲では、獣系統の魔獣が多い場所を担当した。

エクストラスキル「限界突破」発動中にスキルを使おうとするが、できずにいる。
限界突破発動中は勇者ヘルミオスと同等のステータスになるため、できるように特訓する。

ラポルカ要塞攻略戦ではグラスターと戦うが、エクストラスキルを使用してもグラスター優位であった。

魔神レーゼルとの戦いでは、限界突破を使用してもレーゼルに歯が立たなかったが、2度目の限界突破発動中にスキルを使用することができ、レーゼルにダメージを与えることができる。

精霊神からアレンパーティの転職の褒美で剣聖から剣王に転職する。

セシル

戦術の授業を受けていた為、情報収集や戦況理解ができるため、アレンの考えを理解するのが早い。

ティアモの街では夜襲の際に最初にエクストラスキルの小隕石(プチメテオ)を使用した。
プチメテオは数十メートルの巨大な岩を落とすエクストラスキルで、巨大なクレーターを作るほどの威力がある。
その後は、魔力を回復し、回復役をつぶす役割を担当した。

アレンが精霊王ローゼンと転職についてその意味や、考えがそこへ至った経緯について説明を求められた。

召喚獣節約のために途中からグリフにアレンと二人で乗るようになる。

精霊神からアレンパーティの転職の褒美で魔導士から大魔導士に転職する。

ドゴラ

野戦病院と化したネストに到着し、負傷者を助けるため、アレン達が状況確認している間に、回復薬とキールの回復魔法で出来るだけ多くの人を救うために行動する。

ティアモの夜襲では、獣系統の魔獣が多い場所を担当した。

エクストラスキルが使えず、落ち込んでいる。

魔神レーゼルとの戦いでは、エクストラスキル「全身全霊」の発動に初めて成功し、魔神レーゼルに大ダメージを与えるが、反撃を受けて死亡。
キールのエクストラスキルで一度目は失敗したが、二度目で蘇生に成功する。

精霊神からアレンパーティの転職の褒美で斧使いから狂戦士に転職する。

キール

野戦病院と化したネストに到着し、負傷者を助けるため、アレン達が状況確認している間に、回復薬とキールの回復魔法で出来るだけ多くの人を救うために行動する。

魔神レーゼルとの戦いでは、エクストラスキル「神の雫」でドゴラの蘇生に成功する。

エクストラスキル「神の雫」の特徴

・死者を1人蘇生
・死亡から長時間が過ぎると蘇生不可
・蘇生の確率は知力1000で1割、知力3000で3割
・クールタイムは1日

精霊神からアレンパーティの転職の褒美で僧侶から聖者に転職する。

ソフィアローネ

魔導船で帰る際には、同じ国のエルフたちを予言の救世主アレン様がいるから大丈夫と励ました。
また、ローゼンヘイムではアレン達が自由に戦えるようにすると王女として約束してくれた

ネストの街で女王陛下を差し置いて、避難した長老会に激怒した。

魔神レーゼルとの戦いでは、エクストラスキル「大精霊顕現」で精霊王ローゼンを召喚士、精霊王の祝福で味方のステータス3割上昇とエクストラスキルのクールタイムをリセットした。

精霊神からアレンパーティの転職の褒美で精霊魔法使いから精霊魔導士に転職する。

フォルマール

弓使いとして、斥候などを超遠距離から攻撃する。

精霊神からアレンパーティの転職の褒美で弓使いから弓豪に転職する。

メルル

アレン達とローゼンヘイムへ行こうと思っていたが、同じく侵攻を受けているバウキス帝国から全てのドワーフに帰還命令が出た。
メルルは1000万人に一人といわれる魔岩将の才能を持っているため、学徒兵として駆り出される可能性が高い。

アレンパーティメンバーの関係者

ニーナ

キールの妹。

キールが戦場に行くことが決まり元々の約束通り、ニーナと使用人たちは、ハミルトン伯爵家のもとに預けられた。

グランヴェル子爵

アレンの依頼で国王や将軍等にローゼンヘイムの戦況を確認してもらった。

1カ月前、300万の軍勢によりローゼンヘイムの北部を防衛している要塞が落とされた。
5大陸同盟を通じてラターシュ王国に緊急要請を出すころには、すでに首都近くまで攻められていた。
そして王国が変ウィンを送った時には既に首都が陥落し、連絡がつかないため、南部の要所ネストに要請にこたえて、アレンパーティーを派兵すると伝えた。
ローゼンヘイムの首都陥落に魔王軍は時間がかかり、その間にエルフたちは非難が進み南部の複数の要所に人を集めることもできたが、どこまで侵攻されているかは不明。

セシルを無事に国へ帰れるようにお願いをした。

ローゼンヘイム

ローゼン

精霊王。モモンガのような見た目をしている。

魔王軍からエルフたちを救ったら、廃ゲーマー全員の職業を上限を星4として、上位の職業に転職させてくれる約束をする。

ラポルカ要塞攻略戦後に精霊神になるための祈りが満ちる。

魔神レーゼルとの戦いでは、ソフィーの大精霊顕現によって呼び出され、精霊王の祝福を使用する。
現在の末裔(ソフィー)では、精霊神を召喚することは難しいと考え、精霊神にならないよう力を抑えていた。

魔神レーゼルとの戦いの後、キュベルが来た時には、精霊神の姿(熊のような見た目)で威嚇した。

ローゼンヘイム女王

民の為に前線であるティアモの街に残り続ける。

アレンに、エルフとダークエルフの歴史を教える。

ラポルカ要塞防衛線に勝利後に、魔神レーゼルと戦うために、ギアムート帝国から勇者ヘルミオスを派遣してもらう。

ルキドラール

ローゼンヘイムの大将軍
ネストで失った腕をアレンの回復薬で治療してもらう。

ラポルカ要塞攻略戦に参加。

シグール

ローゼンヘイムの元帥

ガトルーガ

ローゼンヘイム最強の男で唯一の精霊使い。

ラポルカ要塞攻略戦に参加。

魔王軍

グラスター

上位魔族。角が生えた50過ぎのおっさん。浅黒い肌に紫色の髪。大剣を装備。

解放者が現れたことに気づき、魔神レーゼルに伝えさせるためにネフティラを撤退させた。

ネフティラ

魔族。角が生え黒い肌に紫色の髪のお兄さん。杖を装備。

グラスターの指示で撤退し、レーゼルのもとに向かう。
途中で潜入しているエリーを共につけた。

ヤゴフ

魔族。ハイエナ顔で身長3メートルはありそうな大男。ナックルを装備。

エクストラスキルを使用した。

レーゼル

魔神。

ティアモの敗北を聞き、南の海洋と北の陸地から二手で攻める作戦を指示した。

ネフティラとエリーが敗北の報告に来るとエリーが敵と気づく。

キュベル

上位魔神。魔王軍の参謀。
ローゼンヘイムでの魔王軍敗北の理由を知るために様子を見に来た。

勇者パーティー

ヘルミオス

勇者。

エリーを通じて魔神についてアレンに教えてくれる。

帝国からローゼンヘイムに派遣される。
エルフの霊薬との交渉が成立したことに少し拗ねている。

勇者と言ってもいつでも戦闘があるわけではなく、移動や作戦の共有、戦後処理などを含めて年に2、3カ月を魔王軍との戦いで過ごしている。
その他は帝国に20ある学園での実技指導や、装備を揃えるために国内やバウキス帝国などのダンジョンに行ったりもしている。

ギアムート帝国側の戦況は魔王軍が撤退し始めたとのこと。また、上位魔神を1体と魔族を3体倒した。

魔神討伐はアレンとヘルミオスの2人で行くと言った。理由は今までの魔神との戦いでレア度の高い仲間で構成したパーティーでも何度も死者が出ていて足手まといだからとのことだ。
最終的には、アレンはそれぞれの決定に任せ全員が魔神で魔神に挑むことになる。

魔神レーゼルとの戦いでは、神切剣で魔神レーゼルにとどめを刺した。

創造神エルメアにより、英雄から英雄王に転職する。

シルビア

剣聖。ヘルミオスのパーティメンバー

地理

ローゼンヘイム

エルフの国。

ローゼンヘイムの兵の構成

・元帥は軍部のトップであり、ローゼンヘイムに1人いる。シグール元帥は、大将軍、将軍を指揮する。
・大将軍はローゼンヘイムに2人おり、そのうち1人はルキドラール大将軍。将軍を指揮する。
・将軍は1万人ほどの兵を指揮する。隊長へ指揮をし、ある程度采配をする権限があるため、将軍間での連携もする。数名の副将軍も従える。
・隊長は千人ほどの兵を指揮する。隊の中には5つほどの部隊がある。数名の副隊長も従える。
・部隊長は200人ほどの兵を指揮する。部隊は、弓や精霊魔法など、武器や職業ごとに分けられた構成になっている。数名の副部隊長も従える。

ネスト

ローゼンヘイム南端の要所。
避難民と負傷者が集まっている。長老会も避難してネストに来た。

ティアモ

アレン到着時の最前線の街。
魔王軍に包囲されていたが、夜襲を行い撤退させる

ラポルカ要塞

フォルテニアを囲む山脈の中腹にある要塞。
ティアモから馬車で10日ほどの距離にある。

フォルテニア

ローゼンヘイムの首都
巨大な山脈に囲まれていて、天然の要塞になっている

バウキス帝国

・バウキス帝国は、大陸を1万体のゴーレムが守っているので魔王軍は上陸できない
・魔王軍は物量戦に出て、海上でバウキス帝国軍と開戦予定(そこにはメルルの父もいる)
・物量戦は魔王軍にとっても消耗が激しいが、それでも例年の2倍の兵力で戦いに臨む魔王軍の本気ぶりが窺える
・バウキス帝国としても援軍がほしい

バウキス帝国の戦況はバウキス帝国優位に進んでいる。

ギアムート帝国

エルフの霊薬のお礼に食料など支援する。

エルフの霊薬と勇者ヘルミオス派遣の交渉が成立し、ローゼンヘイムに勇者を派遣した。
ギアムート帝国側の戦況は魔王軍が撤退し始めたとのこと。また、上位魔神を1体と魔族を3体勇者パーティーで倒した。

帝国には、魔法学園が20あり、それとは別に商業学校や貴族院もある。

ギアムート帝国の学園のカリキュラム

・1種類目は通学期間が1年。一般兵に戦闘訓練だけを施す。
・2種類目は通学期間が3年。一般教養から細かい戦術までの教育を施す。
・3種類目は通学期間が5年。貴族や貴重な才能を持った者に英才教育を施す。

5大陸同盟が決めた1国1学院制度は2出イメの学園教育内容になっている

獣王国

1000年ほど前に、中央大陸のギアムート帝国の迫害を受けた獣人たちが南西の大陸に逃げ延びて作った国。

そのような経緯もあるため、5大陸同盟では、軽んじられていることが多い。
それを快く思わず、対魔王の協力も物資など最低限の援助のみで兵を送ることはない。

連合国

中央大陸で住めなくなった者が移り住んで生まれた国。

元々は流刑地だったため、ギアムート帝国内の政争であぶれた貴族や在任が流された。
また、魚人や鳥人も異形のものとして不当に差別され、この大陸に流された。

そのように多様な種族がそれぞれ国を作ったため、この大陸には他の大陸のような大きな国はなく、連合国の盟主は加盟国の代表の合議によって決まる。

そのような経緯もあるため、5大陸同盟では、軽んじられていることが多い。
それを快く思わず、対魔王の協力も物資など最低限の援助のみで兵を送ることはない。

用語

魔王軍

魔王の軍隊。

本編で魔王軍が侵攻した時の初期の配備状況

・ローゼンヘイムも300万体
・中央大陸(盟主国/ギアムート帝国)に200万体
・バウキス帝国に100万体
・予備軍400万体

長老会

・ローゼンヘイムで国会の運営にかかわることを決める組織。
・12人で構成されている
・女王は長老会の決定への拒否権を持っている

精霊使い

精霊や精霊の力を顕現する力を持つ

精霊使いのランク

星1つ、精霊魔法使い
星2つ、精霊魔導士
星3つ、精霊使い
星4つ、大精霊使い

魔獣隷属

おそらく魔王が魔獣たちを従えるための能力。
グラスターの会話でアレンが聞く。

ダークエルフ

肌は褐色で攻撃魔法が得意。

1000年ほど前、エルフと敵対関係にあり優位に戦線を進めていたが、祈りの巫女が精霊王と契約したことを契機に劣勢になり、敗れた。
その後、ローゼンヘイムのある大陸からダークエルフは、現在の連合王国がある大陸へ追放された。

祈りの巫女

精霊王と初めて契約を交わした少女。初代ローゼンヘイムの女王。

エクストラスキル

エクストラモードの力を一時的に借りることができる能力

魔族

褐色紫髪。言葉を話す。

魔神

魔族の上位存在。
魔神を倒すと無条件にレベルが1上がる。

召喚獣

本編で新しく追加された召喚獣。

種類ランク名前体力魔力攻撃力耐久力素早さ知力幸運加護
Bアリポン260010024003000300020001800耐久力100、素早さ100
Bケルベロスケロリン3000100030002700280020001400体力100、攻撃力100
Bグリフォングリフ2000100020002300300030002400素早さ100、知力100
Bモモコ10030001001001001003000魔力100、幸運100
Bミスリル製フルプレートミラー3000100028003000230020002500体力100、耐久100
B亀の海竜ゲンブ2900300020002900100030002600魔力100、知力100
B女性霊エリー2600300026003000260030001800耐久力100、知力100
物理耐性強
Bドラゴンドラドラ2800100030002900300018001600攻撃力100、素早さ100
プレス耐性強