hellmode

ヘルモード バウキス帝国S級ダンジョン攻略編

コンテンツ

あらすじ

前人未到のS級ダンジョン攻略を目指し、アレンたちはドワーフの国「バウキス帝国」へと向かう。
パーティーメンバーの転職を繰り返しながら、未知なるダンジョンに挑戦する。
攻略の途中で、バウキス帝国最強のガララ提督や、アルバハル獣王国のゼウ獣王子と出会い、強者たちとの交流を深める。

さらに、ダンジョン内で手に入れたオリハルコンを加工するため、勇者ヘルミオスの紹介で鍛冶職人ハバラクのもとを訪れる。
しかし、ハバラクは「最近火の力が弱まり、オリハルコンを加工できなくなった」と語る。

この原因を探るため、精霊神ローゼンが神界へと確認に向かう。
そこで判明したのは、ローゼンヘイム侵攻時に魔王軍の主力が神界を襲撃していたという衝撃の事実だった。
その戦いで火の神フレイヤは神器を奪われ、力を徐々に失っている。

火の神フレイヤが力を失えば、武器や装備を加工できなくなり、人類は圧倒的に不利な状況へと追い込まれる。
アレンたちは、この事実を知り、人類の危機を救うためさらに行動を起こすことを決意する。

S級ダンジョンの完全攻略を目指し、アレンたちはヘルミオス、ガララ提督、ゼウ獣王子と協力し、ダンジョン攻略に挑む。
激戦の末、前人未踏のS級ダンジョン攻略に成功。

アレンは、その実績を評価され、世界で3人しか存在しない「Sランク冒険者」に認定されるのだった

登場人物

廃ゲーマー

アレン

ローゼンヘイムの女王にお願いして、セシルとキールが2年で卒業できるようお願いする。
理由は、アレンやクレナ、ドゴラは農奴の為、卒業したかはどちらでも良いが、セシルは貴族で、キールも貴族に戻る予定の為、卒業する必要があるからである。

謁見の間で、ローゼンヘイムの参謀に任命されたことがローゼンヘイムからラターシュ王国に伝えられる。
これは、ローゼンヘイム女王にお願いしてもらったものであり、爵位と同等のものを貰うことで、ラターシュ王国から命令されない立場を得ることができた。

王都での用事を済ませ、開拓村に帰り、仲間たちのことを家族に紹介する。
また、約束通り、ミュラに才能を与えてもらった。

白竜を討伐し、白竜の死体は食べる分の肉を除いてすべてカルネル領再建の為に使う。
王家の使いが、キールに献上を求めたが、白竜の被害の補填に使うので、利益が出ず献上できないことを伝え、王家が出している白竜の討伐報酬を貰う。

バウキス帝国に向かう途中にギアムート帝国の外交官が皇帝と面会してほしいと接触してきたが断る。

バウキス帝国でメルルと合流し、金貨1万枚の魔導盤を購入する。
天の恵み作成など人目を気にする必要があるため、ホテルではなく家を借りた。

S級ダンジョン攻略中の個人目標は、スキルレベルを8にすること。
セシルから、ダンジョンで稼いだお金の均等割りをやめて、アレンの魔石集め資金にする提案をしてもらう。

試練の塔の2階層でビービーに襲われていた獣人たちを助ける。

メルルのゴーレムはタンクになれるという話からタンクについて力説し、前世で聖騎士(ゲーム内の職業)をしていたことをはなす。
パーティメンバーに色々聞かれ、勘違いが広がっていってしまう。

運の要素が絡むと必要な装備などを集めることに時間がかかる運の悪さは前世から同じようで、ゴーレムの右腕がずっと出なかった。
自分もやってみたいといったキールが一度でゴーレムの右腕を出し、キールをにらんだ。

ダンジョンから戻り、冒険者ギルドで落ち合う予定の勇者ヘルミオスがなぜか拠点にいて大量の荷物を運んでいる。

S級ダンジョンの4階層でオリハルコンを手に入れ、ヘルミオスの紹介でオリハルコンを加工できるハバラクに依頼に行く。
しかしながら、火が弱くなりオリハルコンを加工することができなくなってしまったという。

ローゼンが何があったか神界に確認に行き、自分たちがローゼンヘイムで戦っていた時に、魔王軍の主力が神界を攻め火の神フレイヤから神器を奪ったことを知る。
神器がなくなった神は力を失い石になるため、数年以内にこの世界で火が使えなくなるとローゼンは言う。

それは、魔王軍と戦うときに、ミスリルやアダマンタイト等の鉱石を使用した武器や防具が使えなくなることであり、今まで以上に魔王軍との戦いが厳しくなることを意味する。
アレンは、ローゼンヘイムの女王やグランヴェル子爵にこのことを伝え、魔獣の素材などを防具や武器に加工するようにお願いする。

神器の件でアレンは、魔王軍は何十年も前から年光に計画を立てて行動していることを知る。

また、ヘルミオスに依頼して、ディグラグニにS級ダンジョンの初回攻略報酬を攻略したものに選ばせてほしいとお願いし、受け入れられた。

ゼウ獣王子にも神器や転職ダンジョンについて共有する。

10月1日が15歳の誕生日で、この世界の人とドワーフは15歳が成人の為、拠点で成人祝いを行う。
ダンジョン祭に合わせてガララ提督がS級ダンジョンの最下層に挑戦し、敗走してきたことを知る。
その後、ガララ提督はパーティを解散し、アレンたちの拠点に居座るようになった。

ヘルミオスの名前を借りて冒険者ギルドにS級ダンジョンの情報を共有する。
情報は階層ボスやデスステージから身を守る方法、宝箱の位置などである。
理由は、死亡率の高いS級ダンジョンでの犠牲を減らし、魔王軍に対抗し人類が存続するためである。

ヘルミオスの名前を借りて、冒険者ギルドにダンジョン情報部と提供ポイントを提案する。

最下層に挑戦し、銅の間と鉄の間を攻略する。
アイアンゴーレムは瞬時に蘇生する為、経験値を稼ぐのに効率が良いことに気づき喜ぶ。
延々とアイアンゴーレム狩りをしようとするが、仲間からの要望である程度休みを入れるようにする。

仲間の家族を呼び、ロダン村で成人の祝いを行った。
マッシュに強化の指輪を渡すときに一度断ったマッシュを見て成長を感じるが、大切なものを守るためには手段を選んではいけないことを教えて指輪を渡した。
成人の祝いの光景を見て、自分の守らないといけない全てがここにあると感じ、改めて世界の破滅を止める覚悟を決める。

最下層のミスリルの間を攻略し、最下層ボス攻略の決起集会を行う。
決起集会には、ヘルミオスパーティーやガララ提督のパーティーそして、ゼウ獣王子と十英獣を招き、全員に一緒に最下層ボス攻略しようと提案する。
ゼウ獣王子に参加してもらうために、ソフィーにお願いし、十英獣を派遣してもらった。
これによりゼウ獣王子に王位を継いでもらい、中央大陸への侵攻を唱えるベク獣王子を、獣王にさせない狙いもある。

アレンは、ヘルミオスパーティー、ガララ提督のパーティ、ゼウ獣王子と十英獣と共にS級ダンジョンを攻略した。
以前ヘルミオスに依頼したダンジョンの初回攻略報酬でダンジョンマスターのディグラグニにメルルの魔導盤を通常10個石板をはめられるものを20個はめられるようにして貰った。

S級ダンジョンを攻略して10日ほどたった日冒険者ギルドのマッカラン本部長からSランク冒険者に認定される。
また、バウキス帝国の皇帝と謁見するが、アレンのSランク冒険者認定の情報により、謁見まで少し時間がかかってしまった。

冒険者ギルドは全世界に一斉通達でアレンのSランク冒険者の認定を発表した。
一斉通達は魔王軍との開戦などよほどのことでないと使われない。発表内容は以下である。

S級ダンジョンを攻略し、冒険者ギルドに多大な貢献をしたアレンを、Sランク冒険者に認定すること
Sランク冒険者は確かな功績とそれを裏付ける実力によって認められる。
本人の戦闘能力は中堅国家の総戦力を凌駕する。
所属するパーティーの戦力は大国の総戦力に匹敵する。
もしSランク冒険者と何らかの形で争いに発展した場合、冒険者ギルドは一斉関与しない。

上記冒険者ギルドの発表は、世界を震撼させ、アレンに関係のあるラターシュ王国やローゼンヘイムに各国は問い合わせを行った。

ラターシュ王国は、アレンはすでにローゼンヘイムの参謀であり、既にラターシュ王国には所属していない」と回答した。

また、5大陸同盟の盟主である大国ローゼンヘイムは、アレンへの問い合わせに大して以下回答をした。

我が国の参謀「アレン」への、冒険者ギルドによるSランク冒険者の認定は、遅かったというのが率直な感想である。
さらに、その内容は、アレンの実力を過小評価していると考えられるため、現在、冒険者ギルドに内容の訂正を要請しているところである。
ローゼンヘイムはアレンと共にある

クレナ

学園卒業に伴い、名誉男爵になった。

精霊神ローゼンにより剣王から剣帝に転職した。

ハク(白竜)のお世話をするのが好きなようである。

セシル

王都での用を済ませ帰省した際に、母と久しぶりに会えて嬉しかった。

S級ダンジョン攻略について話し合っている時に、アレンにダンジョンで稼いだお金の均等割りをやめて、アレンの魔石集めの資金にすることを提案し、皆賛成してくれる。

精霊神ローゼンにより大魔導士から魔導王に転職した

ドゴラ

ローゼンヘイムでの活躍の褒美にハミルトン伯爵家の騎士になった。

S級ダンジョン攻略中の個人目標は、エクストラスキルを完全に扱えるようになること。

精霊神ローゼンにより狂戦士から戦鬼に転職した。
精霊神ローゼンにより戦鬼から破壊王に転職した。

ダンジョンの情報を冒険者ギルドに提供したことをヘルミオスの名前を借りたことや最下層ボス攻略パーティのリーダーをゼウ獣王子にすることでアレンや自分たちのしたことを他の人の手柄にすることに不満がある。
しかしながら、ドベルグから「英雄とは隠せるものではない。いずれ、英雄を求める人々が見つけ出すからだ」と言われ、納得する。

キール

謁見の間で、ローゼンヘイムからキールの活躍がラターシュ王国国王に伝えられ、カルネル家の再興が認められ、元の領地の半分と男爵位が与えられた。

白竜を倒し、カルネルの領主としてカルネルに凱旋する。白竜の死体は、カルネル領の再建のために使う。
カルネル領はハミルトン伯爵紹介の代官に任せ今後も、アレンパーティーの回復職を務める。

S級ダンジョン攻略中の個人目標は、知力上昇の効果がある装備を最優先で揃えること。

なかなかゴーレムの右腕が出ない中、キールが隠しキューブに話しかけると一度でゴーレムの右腕が出た。
それまでずっとキューブに話しかけていたアレンに睨まれた。

精霊神ローゼンにより聖者から大聖者に転職した。
精霊神ローゼンにより大聖者から聖王に転職した。

S級ダンジョン攻略中に、パーティー内で最も成長したとアレンが感じている
回復魔法は、詠唱、発動、回復の皇帝があり、発動と回復にタイムラグがあり、回復魔法発動後、対象が攻撃を受けるまで回復効果が発言するのを待つ状態があることが分かった。
それを利用することで回復の予約ができるようになるので、特訓するようにアレンから言われ、敵の攻撃と仲間の行動を予測し、回復魔法を詠唱するタイミングを計るテクニックを身につけた。

ソフィアローネ

女王陛下(母)からアレンと共に行動する許可をもらう。

ラターシュ王国国王との謁見でアレン達を派遣してくれたことのお礼を言う。

開拓村では、アレンの両親に挨拶した。

学園にメルルの卒業を、バウキス帝国には、S級ダンジョン攻略の同行を申請している。

バウキス帝国の外務大臣に接触されるが、しっかりと対応する。
政治的な駆け引きが得意。

S級ダンジョン攻略中の個人目標は、次の転職で精霊使いになれるので、精霊使いになったら、精霊との意思の疎通を一日も早くできるようになること。
ローゼンヘイム唯一の精霊使いガトルーガが言うには、精霊たちは気分屋が多く扱いが難しく、最初は力を借りるのに苦労するらしい。

精霊神ローゼンにより精霊魔導士から精霊使いに転職した。
また、アレンから弓を渡された。これはガトルーガが弓を手に戦っていたので、ソフィーにも同様のことができるようになると考えたからである。
ガトルーガが弓を持っている理由は、魔力が尽きて精霊を出せなくなった時のためである。

アレンから依頼され、ローゼンヘイムからアルバハル獣王国に十英獣の派遣を依頼する。

ソフィーの精霊の魔法

・水の精霊ニンフ 魔力3000上昇
・風の精霊ゲイル 素早さ3000上昇
・土の精霊ピグミー 耐久力3000上昇
・木の精霊ドライアド 体力3000上昇

フォルマール

精霊神ローゼンにより弓豪から弓聖に転職した。
精霊神ローゼンにより弓聖から弓王に転職した。

メルル

バウキス帝国に来たアレン達と合流し、お互いの状況を共有する。
ゴーレムを使い魔王軍と戦いで活躍したが、ゴーレムは国のものでS級ダンジョン攻略に借りることはできない。
しかしながら、S級ダンジョンで手に入るゴーレムの石板を集めることでゴーレムを使用できるようになる。

魔王軍との戦いで活躍し、名誉男爵になった。

ゴーレムの名前はタムタム。

S級ダンジョン攻略中の個人目標は、ゴーレムの入手とレベルとスキルレベルを上げること。

ゴーレムの石板が全て集まり嬉しくて泣く。

S級ダンジョンの初回攻略報酬で魔導盤に使用できる石板の数が10から20に増加する。

メルス

アレンの天使Aの召喚獣。

創造神エルメアに仕える第一天使だったが、魔王軍の神界侵攻時にキュベルに殺された。
最期の時に召喚獣になることをエルメアに祈ったところ、召喚獣になることができた。
職業召喚士の作成者である。

神々は調和を大事にしており、特定の種族を救済することはないという。

天使の輪

メルスの特技。
アレンが、天使メルスに召喚スキルの各種使用権限を与えられる。
メルスはアレンから権限が与えられたスキルを自由に使うことができる。

属性付与

メルスの特技。
敵味方それぞれの属性を変更する。
味方の武器やスキル、魔法に属性を与えたり、敵に属性を与えその弱点を攻めたりできる。

ローゼン

精霊神。魔神戦の後、ソフィアローネに同行するようになる。
基本的に世界の理などについて教えてくれない。
ソフィーなどエルフには少し甘い。

ラターシュ王国国王との謁見でアレン達を派遣してくれたことのお礼を言う。

開拓村では約束通り、ミュラに僧侶の才能を与えた。

バウキス帝国の名物フカマンにはまっている。

アレンに何属性の精霊か聞かれ、木の精霊(世界樹の精霊)と答えた。

ハバラクが、ドワーフがディグラグニを祀り上げたせいで、火の神フレイヤが力を貸してくれなくなったと言ったが、ローゼンはフレイヤが決してドワーフを見捨てることはないといった。
そして、神界に確認に行った後、ソフィアローネに対して、自分の全てをエルフの為に使うから心配しないでと言い、神界にあった出来事を皆に教えた。

セイクリッド

ヘルミオスのパーティの名前

ヘルミオス

勇者。

ギアムート帝国での戦勝を祝う催事が終わり、S級ダンジョンにやってくる。
アレンたちと冒険者ギルドで落ち合う約束をしていたが、驚かせようと思い、無断でアレンたちの拠点にパーティ全員住む準備をする。
今回S級ダンジョンに来た目的は転職したので、レベル上げと装備を揃えること。

アレンにお礼をしに来たゼウ獣王子と会話し、アレンと学園で試合をした前の年に、アルバハル獣王国の王にぼこぼこにされた話をする。
また、別れの際には、ゼウ獣王子に「私たちはともにある」と伝える。
その後ギアムート帝国と獣人の歴史をアレンたちに教えてくれる。

アレンがヘルミオスの名前を借りてS級ダンジョンのデスステージやSランク魔獣の情報を提供したことで、感謝されドワーフに浴びるほど酒を飲まされる。

最下層ボス攻略をアレンから誘われ、最下層ボス攻略パーティに加わり、最下層ボスに成功する。

シルビア

剣聖。
ギアムート帝国出身。
魔神キュベル襲撃時別行動。
学園のころから勇者のツッコミ役。

ドベルグ

剣聖。

精霊神ローゼンに残りの余命1年と引き換えに、転職をお願いする。
ローゼンがアレンたちを転職させたことで神界はごたごたしている。
しかしながら、神界は「皆を平等に」を大切にしていて、調整中の為、少し待ってほしいと言われる。

10歳で赤竜を倒した伝説がラターシュ王国では、有名である。
アレンたちの成人の祝いでその話をしてくれた。

かつてドベルグの生まれた村の近くに1匹の赤竜がいて、村に毎年いけにえを差し出すよう言っていた。
ドベルグは友人がいけにえに選ばれ赤竜のもとに送られたときにそのことを知った。
やめさせようとしたが止められず、村の武器屋から剣を盗み、友人が食べられる前にたどりつき、赤竜を倒すことができた。

ベスター

聖騎士。
ギアムート帝国アークティカ辺境伯領出身。
辺境伯の養子。性格も見た目も固い。

グレタ

聖女。
エルマール教国出身。
10歳で司教になった秀才。

イングリッサ

聖女。
ギアムート帝国出身。
物心ついた時から帝都の協会にいた。

ローラ

大魔導士。
魔王軍によって滅ぼされたラストゥ-リ王国の末裔。
国の再建を望んでいる。

リミア

大魔導士。
ギアムート帝国出身。
学園時代の二つ名は「氷結の魔女」

グミスティ

弓聖。
ラミュレ諸島出身。
狩人。弓神コロネを信仰している。

ロゼッタ

怪盗。
ギアムート帝国出身。魔神キュベル襲撃時別行動。
アレン似の弟がいるらしい

創造神エルメアが勇者ヘルミオスの未来を掴むというお告げをくれる。

勇者の使用しているオリハルコンをお宝察知系のスキルで見つけた。

真ゴルディノ戦でエクストラスキル「強奪手(ローバーハンズ)」を使用する。
強奪手はスキルを盗むエクストラスキルである。

スティンガー

バウキス帝国の最強のパーティー。

ガララ提督は魔岩王、他のメンバーは魔岩将という最強パーティー。

ガララ提督

バウキス帝国の提督。魔岩王

バウキス帝国皇帝の命令で、S級ダンジョン攻略に挑む。
パーティメンバーはガララ提督以外全員、魔岩将。

昔は冒険者だったが、類まれな才能を前皇帝に買われ、バウキス帝国軍の提督になった。

ダンジョン祭に間に合うようS級ダンジョンの最下層に挑戦するが、20人中6人を犠牲に生還した。
仲間を失い、バウキス帝国最強パーティーの解散を決めた。

解散後は、皆に合わせる顔がなく、自分の拠点にはいかず、アレンたちの拠点で酒を飲んで過ごしている。

アレンたちの最下層ボス攻略の決起集会で共に挑もうと言われ、パーティーメンバーにも後押しされ、前に進むことを決意する。

ゴーレムの名前はゲララバ。

アレンたちと共に行った最下層ボスの攻略に成功する。
攻略報酬のアダマンタイトの本体用石板(足)をアレンに渡した。

ゼウと十英獣

ゼウ

身長2メートルを超えるライオンの獣人。
アルバハル獣王国の王子。

アレンが救った獣人のお礼をしに来た。

S級ダンジョンを最初に攻略したものに、獣王の位を譲ると現在の獣王が言ったため、S級ダンジョンに挑戦している。
しかしながら、ベク獣王太子の命令で来ている獣人たちに危険がないように、面倒を見ている。

アレンたちの最下層ボス攻略の決起集会で、共に最下層ボス攻略を誘われ、参加することになる。

獣神ガルムが獣王家に与えたエクストラスキル「獣王化」を使う。
より獣らしい姿になり、巨大化しステータスも大きく向上する。周りの獣人にも同様の効果がある。

アレンたちと共に行った最下層ボスの攻略に成功する。
報酬の攻撃力3000上昇のペンダントをお礼としてアレンに渡した

ホバ将軍

2メートルを超えるクマの獣人。槌・錘部門の十英獣。

レペ

狐の獣人。楽獣師

テミ

メルルと同じくらいの背丈のリスの獣人。占星獣師。女性。
占星術という占いで獣王の側近として、国政に助言する立場。
王城での立場は将軍や大臣より高い。

アレンのことを占っても、占いの結果が分からない。

ラゾ

犀の獣人。槍・矛部門の十英獣。

セヌ

豹の獣人。短剣・双剣部門の十英獣。

フイ

山羊の獣人。回復魔法部門の十英獣。大聖獣。

ラト

鼠の獣人。攻撃魔法部門の十英獣。大魔獣士。

ローゼンヘイム関係者

ルキドラール

ローゼンヘイムの大将軍。
ラターシュ王国国王との謁見とアレンパーティ全員を学園から卒業させるためにラターシュ王国に訪れる。

謁見の間では、軍職である参謀について説明する。

フィラメール

ローゼンヘイムの内政を取り仕切る長老の一人。
ソフィーによるとローゼンヘイムの外交を一手に引き受ける人物。

ラターシュ王国国王との謁見とアレンパーティ全員を学園から卒業させるためにラターシュ王国に訪れる。

ラターシュ王国国王との謁見でアレン達を派遣してくれたことのお礼を言う。
また、ローゼンヘイムからラターシュ王国に連絡事項、提案事項、依頼事項を伝える。

連絡事項は、アレンをローゼンヘイムの「参謀」に任命したこと。
提案事項は、正式な二国間の国交の締結と外交官の常駐を開始したいこと。
依頼事項は、廃ゲーマー全員のバウキス帝国への渡航許可をもらうこと。

シグール元帥

ローゼンヘイムの元帥。

アレンたちの成人祝いに女王の代理として参加する。

アレンからの依頼でアルバハル獣王国に十英獣の派遣を依頼し、お礼にエルフの霊薬を渡す。
アレンの世界を巻き込むはかりごとに巻き込まれ、トラウマを作ってしまったかもしれない。

ラターシュ王国関係者

リフォル

アレンの学友。ハミルトン伯爵家の嫡男。

中央大陸の情報をアレン達に教え、ローゼンヘイムの戦況を聞く。
キールの妹ニーナと使用人を預かってくれたお礼に「エルフの霊薬」をソフィアローネから貰う。
今後もニーナたちを預かってもらうようアレン達からお願いされる。

インブエル=フォン=ラターシュ

ラターシュ王国国王。
謁見の間で、廃ゲーマー全員のバウキス帝国の渡航許可を出す。

ハミルトン伯爵

グランヴェル家とカルネル家の寄り親の同盟派の大貴族。
キールの妹ニーナの世話をしてくれていた。
王家の使いにも強く意見することができる。

アレンから、ローゼンヘイムの使者を紹介してもらう。
カルネル家の復興に協力し、代官の紹介などをした。

グランヴェル子爵

ラターシュ王国とローゼンヘイムが正式に国交を結んだことで、グランヴェル子爵はラターシュ王国の外交部門で働くことになった。

これは、かつて子爵が従僕として仕えさせていたアレンが、ローゼンヘイムでの戦争で活躍し、エルフの女王の信頼を得たことが理由とされている。
他にも、王国の現国王が、子爵を、ハミルトン伯爵ら軍部や学園派から遠ざけておきたかったからだという噂もあるらしい。

外交部門で働く必要上、また、他にも王城の貴族からさまざまな用を頼まれるようになったことで、子爵は今、王都に住んでいる。
息子のトマスが役人として王城に仕えていて、子爵夫人も1人では寂しいと、子爵と一緒に王都で暮らしているため、現在、グランヴェルの街の子爵館は代官を置いている。

ロダン

アレンの父

村長として慣れない仕事を頑張っている。

成人の祝いをロダン村で行った時に、エルフの元帥たちから丁重に扱われるアレンが、手の届かないところへ行ってしまったようで、素直に喜ぶことができなかったが、テレシアにたしなめられる。

テレシア

アレンの母

マッシュ

アレンの弟。槍使いの才能あり。

アレンから強化の指輪を貰う。
自分の力で強くなると一度は断ったが、アレンに勝つことが一番大事であることと大切な人を守るためには手段を選んではならないと教えられ、指輪を受け取った。

ミュラ

アレンの妹。ローゼンヘイムを救ったアレンの褒美に精霊神ローゼンに僧侶の才能を貰う。

ゲルダ

クレナの父

ミチルダ

クレナの母

リリィ

クレナの妹。拳士の才能あり。

ゾハン

ロダンの父。アレンの祖父。
元居た村から隠居する形でロダン村に引っ越してきた。

ジャニカ

ロダンの母。アレンの祖母。
ゾハンと共にロダン村に引っ越してきた。

バウキス帝国関係者

ディグラグニ

バウキス帝国のドワーフたちが信仰するダンジョンマスター。亜神。
軽いノリでいろいろと話してくれるアダマンタイトでできたゴーレム

S級ダンジョン攻略の初回特典でメルルの魔導盤にはめられる石板の数を10個から20個に増やしてくれる。

ププン3世

バウキス帝国の皇帝。40過ぎの小太りのおっさん。

S級ダンジョン攻略パーティーをバウキス帝国の宮殿に招き、労いの言葉を送る。

ヌカカイ

バウキス帝国の外務大臣。

バウキス帝国に来たソフィアローネに接触してくる。
メルルに渡した魔力回復役をエルフの霊薬と勘違いし、エルフの霊薬のお礼にローゼンヘイムに魔道具の無償提供を申し出るが、その後の維持管理まで無料は難しいという。
また、貴重な才能を持つメルルの同行を許可するための見返りとして、エルフの霊薬を要求する。

自国の利益を最優先する様子がしっかりと見える。

ハバラク

勇者ヘルミオスが紹介してくれた伝説の名工。
オリハルコンを加工できる世界に3人しかいない名工の1人。

アレンたちが訪れた時には、火が弱くなり、オリハルコンを加工できなくなり、落ち込んでいた。
ローゼンから神界で起きた出来事を聞き、自分たちドワーフがフレイヤを信仰しなくなり、ディグラグニを信仰するようになったことでフレイヤの力が弱まり、魔王軍に狙われてしまったと気づく。

ポポッカ

試練の塔にある冒険者ギルドの支部長

アルバハル獣王国関係者

ベク

アルバハル獣王国の獣王太子。

王になったら同盟を抜け、中央大陸に攻めてくると考えられている。

理由は、1000年以上前、獣人はギアムート帝国で迫害を受けていた。
その恨みは今でも薄れることがないからである。

才能を持つ獣人に、国の繁栄の為、1年間S級ダンジョンに行くように定めた。

シア

アルバハル獣王国の末子。戦姫と呼ばれる。

ウル

2階層でアレンたちが助けた狼の獣人。

サラ

2階層でアレンたちが助けた猫の獣人。僧獣の才能を持つ。十英獣は回復薬が少ない為、最下層ボス攻略に参加してもらった。

地理

ローゼンヘイム

エルフには「精霊のもとに皆平等である」という信仰があり、王族以外に他国で貴族と呼べる立場は設けていない。
しかしながら将軍や長老など国防や政治にかかわる役職は貴族と同じ位であるという認識がある。
その為、アレンに軍職である参謀の地位を与えるが、基本的にアレンは何もする必要はない。

アレンたちが成人の祝いをしているころ、ローゼンヘイムは魔王軍の侵攻によって破壊された都市や砦の復興中である。
そこで問題になるのが、ローゼンヘイムのあちこちに潜む魔王軍の残党である。
そのようなときにアレンからの銀の豆と金の豆により、魔獣を寄せ付けず安全に復興を行うことができる。

ラターシュ王国

ローゼンヘイムから正式な書簡を貰い、ローゼンヘイムからの使者の謁見を行う。
謁見では、ローゼンヘイムから正式な国交を結ぶ提案をもらう。
ラターシュ王国は現在5大陸同盟の盟主国で正式な国交を結んでいるのは、ギアムート帝国のみである。
ギアムート帝国は、その国力を背景に厳しい要求を突き付けてくるが、ラターシュ王国にそれを断り続けるだけの国力はない。
ローゼンヘイムと国交を結ぶことで、ギアムート帝国を牽制できる可能性もあるため、とてもうれしい提案である。

ロダン村

ロダンが村長の開拓村。
召喚獣が開拓を手伝っているため、開拓は順調。

ロダン村でアレンたちの成人祝いを行う。
元々村に住むアレンやクレナ、ドゴラの家族だけでなく、キールの妹と使用人、メルルの両親も参加する
グランヴェル家からグランヴェル子爵と夫人、セシルの兄トマス、執事、騎士団長に副騎士団長が参加する。
ローゼンヘイムからは、シグール元帥、ルキドラール大将軍、フィラメール老と数名のエルフが参加する。
女王は立場上国から離れられないため、シグール元帥が代理人を務める。

白竜山脈

グランヴェル領とカルネル領の間にあるミスリルが取れる山脈で、白竜が住んでいる。

カルネル領

ラターシュ王国のカルネル領。
白竜がグランヴェル領側からカルネル領側に移動したことで、ミスリルの行動に人が入れなくなってしまった。
農地は変わらず作物を作っているので、餓死者が出るような事態にはなっていないが、領外との流通に支障が出て、領民の生活水準は急降下した。

白竜を倒したアレン達が白竜の遺体と共に新領主キールのお披露目を行う。
キールがアレンたちと共に行動する為、ハミルトン伯爵家の紹介で代官が政治を行う。

バウキス帝国

魔道具の開発にたけていて、世界中に流通させ、経済から世界を支配しようとしている。
バウキス帝国は自国の利益を追求する国である。

試練の塔の神殿は、バウキス帝国の管理下であり、ゴーレム使いに魔導盤を貸し出し、ダンジョンで石板を収集させる。
魔導盤は貸し出しを基本とすることで、戦争などの時には国への返却を求められる。

バウキス帝国は先々代の皇帝が、バウキス大陸にあった国々の併合を計り、その計画を引き継いだ先代の皇帝によって1つの巨大な帝国にまとめあげられた。

ドンバオ

バウキス帝国の帝都。

ヤンパーニ

ドンパオから北西の方角にあり、ヤンパーニの神殿に試練の塔(S級ダンジョン)がある。

ギャリアット大陸

ローゼンヘイムから見ると南方、中央大陸から見ると南東の大陸。
連合国の一部にダークエルフが作る小国がある。

ガルレシア大陸

バウキス帝国の南にある大陸で、獣王国がある。

用語

参謀

ローゼンヘイムの軍職で、元帥に次ぐ立場。

役目は戦略や戦術を元帥に助言し、戦場において将軍への作戦指示を行うこと。

貴族

この世界の貴族とは、国に仕えることになった者、国に貢献したものに授けられる位の総称であり、国王かそれに類する立場の人から与えられる。
1人の人間は、1度に1つの国でしか貴族の位を賜ることはできない。

エルメア協会

ラターシュ王国だけでなく、世界中で教会と呼ばれるのはエルメア協会。
創造神エルメアに祈りをささげる協会。

魔導船

魔力で飛行する船。
高速艇と呼ばれる早く移動できるものや、巨大なもの、小さめのものなど様々な種類がある。

ドワーフ

大抵のドワーフは髭もじゃもじゃで、14歳のアレンより身長が低く、筋肉質な体をしている。
そして、酒が好きでずっと飲んでいる。

人族と人

エルフやドワーフ、獣人もすべて人という概念。
もし呼び方を分けるとするとアレン達を「人」、エルフやドワーフ、獣人を「人族」と呼ぶ

ヤンパーニの神殿

試練の塔の1階層にある。魔導盤の貸し出しやゴーレムの石板の買取などをしてくれる。

ヤンパーニの神殿は数千年前、古代バウキス王朝のころから存在した。
古代バウキス王朝のヤンパーニ地方に魔道具を司り、ダンジョンを支配するディグラグニを祀る神殿があった。
神官たちの祈りに応えるように神殿は大きくなり、神殿全体を覆うダンジョンが出現した。

試練の塔

S級ダンジョン。

権利証の有効期間は1年で更新するには期限を過ぎた翌月中に手続きを行う必要がある。
更新せず、魔導船などの公共機関を利用しなかった場合、期限が切れてから半年後に、それぞれの国に死亡通知が行くことになっている。
これにより、S級ダンジョン挑戦者の死亡確認を行っている。

移動するためのキューブ状の魔道具により階層間の移動ができる。
キューブ状の魔道具で階層間を移動する為には、メダルが必要。

アレンが、ダンジョンを探索して分かったことは、このダンジョンは生きているということだ。
ダンジョン全体が日々少しずつ大きくなっていて、ダンジョン内のものを破壊しても、翌日には治っていたり、別のものに変わっていたりする。

1階層

試練の塔の1階部分は街になっていて、ディグラグニを祭るヤンパーニの神殿もある。
ヤンパーニの神殿の先端の魔道具が光っているため、試練の塔の1階部分の街は明るい。
神殿を中心に円状に建物や道路ができている。

2階層

階層ボスと宝箱からブロンズメダルが入手できる。
転移可能なのは、1階層または3階層。
3階層に行くには、ブロンズメダルが3枚必要。

転移先は草原の広場で、その先には森林が広がっている。
冒険者が多くいて、階層ボスを見つけても他の冒険者と奪い合いになってしまう。

階層ボス以外はBランクの魔獣で構成されている。
階層ボスはAランクの魔獣が複数いて、Sランクの階層ボスはビービーである。

3階層

階層ボスと宝箱からアイアンメダルが入手できる。
転移可能なのは、1階層または4階層。
4階層に行くには、ブロンズメダルとアイアンメダルが4枚がずつ必要。

転移先は砂の広場で、その先には砂漠が広がっている。

階層ボス以外はBランクとAランクの魔獣で構成されている。
階層ボスはAランク魔獣が複数いて、Sランクの階層ボスはビービーである。

4階層

階層ボスと宝箱からミスリルメダルが入手できる。
転移可能なのは、1階層または5階層。
5階層に行くには、ブロンズメダル、アイアンメダル、ミスリルメダルをそれぞれ異なる絵柄で5種類ずつ必要。

転移先は蓮の葉のようなものの上で、階層全体が海のように広い水があり、蓮の葉が点在している。

階層ボス以外もほとんどAランク魔獣で構成されている。

5階層

S級ダンジョン最下層にある各種システムの配置と名前

・中央は最下層脱出専用システムS501
・右手は銅の間転移システムS502
・後ろは鉄の間転移システムS503
・左手はミスリルの間転移システムS504
・正面は最下層ボス転移システムS505
・中央から正面の間に、メダルをはめる台座

銅の間

身長100メートル近いブロンズで出来たゴーレムがいる。
ブロンズゴーレムは、耐久力の低い後衛なら一撃で倒される可能性があるドリルパンチを際限なく打ってきて、ほとんどの物理及び魔法攻撃が通じない。
倒すとメダルを入手できる。

鉄の間

身長100メートル近いアイアンで出来たゴーレムが2体いる。1体は槍をもう1体は盾を持っている。
1体を倒してももう1体が「リペアエナジー」を使い、蘇生される。蘇生を阻止するためには、2体の距離を話す必要がある。

ミスリルの間

ミスリルで出来たゴーレムがいる。
両足を折りたたみ、両腕を胴体に格納して小さく箱型にまとまり、肩だったところが、扇のように展開して翼になる。
頭がポンと中に飛び出し大きな輪のような形に変化し、本体の上で駆動音を立てて高速回転する。
高速で飛び回り遠距離攻撃をする。

最下層ボス

最下層ボスは銅の間、鉄の間、アイアンの間で集めた3種類のメダルを1つずつ台座にはめると1パーティーが挑戦でき、3種類のメダルを2つずつはめると2パーティーで挑戦できる。
最大4パーティー50人までが同時に挑戦可能であり、パーティー数が増えても最下層ボスの強さや、討伐報酬に変化はない。
最下層ボスの報酬は4つであり、最初に最下層ボスを討伐した時は、特別報酬1つと討伐報酬3つになる。

最下層では、今まで戦ったブロンズゴーレム、アイアンゴーレム2体、ミスリルゴーレムと最下層ボスであるヒヒイロカネのゴーレム、ゴルディノがいる。

メダル

キューブ状の魔道具で階層間を移動する為には、メダルが必要。

メダルの入手方法

・全ての階層にいる「階層ボス」と言われる魔獣を倒す
・宝箱から入手する
・冒険者同士で取引する

S級ダンジョン各階層で手に入るメダル

・2階層では、ブロンズメダル
・3階層では、アイアンメダル
・4階層では、ミスリルメダル

メダルの模様は倒した階層ボスによって異なる。

階層ボス

階層ボスは、AランクとSランクの魔獣で、倒すとメダルが手に入る。
階層ごとに階層ボスは5種類ずついて、種類ごとに手に入るメダルの模様が異なる。

階層ボスは時間経過で転移を繰り返すし、2階層なら木のうろの中、3階層なら岩山の大穴の中でよく見るがそれ以外の場所にも現れる。

隠しキューブ

階層ボス同様に時間経過で転移を繰り返し、2階層なら木のうろの中、3階層なら岩山の大穴の中でよく見るがそれ以外の場所にも現れる。

種類は様々で、石版とメダルを交換してくれるものや無償でメダルや石板をくれるもの、ボーナスステージやデスステージなど通常の階層以外の場所へ転送するものなどもある。

話しかけるまでどの種類か分からない。「隠しキューブには実力がないのに話しかけてはいけない」がS級ダンジョンに挑む冒険者の常識らしい。

石板への交換は、本体用石板だけではなく、巨大化用石板、強化用石板、移動用石板、特殊用石板などにも交換可能で、交換に必要なメダルの数は石板の種類で変わり、中にはメダル10枚以上も必要なものもある。

厄介なのは、特殊なステージへ転送する種類で、特にデスステージへの転送は、話しかけた瞬間、魔獣が大量にいる別空間に強制移動になる。

ゴーレム使い

ゴーレム使いの才能と動かせるゴーレムのランク

・魔岩兵の才能で、ブロンズ級のゴーレム
・魔岩士の才能で、アイアン級のゴーレム
・魔岩将の才能で、ミスリル級のゴーレム

魔導盤

ゴーレムを出すのに必要な魔道具。

円形をした片面が平らでもう片面は10個の凹みがある。
凹みにゴーレムの石板をはめることでゴーレムを使用できる。

ゴーレムを使用する為には、最低でも頭、右腕、左腕、胴体、両足の5つの石板が必要。

魔導盤は試練の塔の神殿がダンジョンマスターのディグラグニから授かった者であり、ダンジョンで入手することはできない。

魔導盤は基本的にバウキス帝国の所有物であり、貸与が基本で購入は金貨1万枚を求められる。

ゴーレムの石板

ゴーレムの部品。
S級ダンジョンの階以上と試練の塔周囲のA級ダンジョンの最下層で稀に出る。

ゴーレムを使用する為には、最低でも頭、右腕、左腕、胴体、両足の5つの石板が必要。
その他にゴーレムに機能を持たせるなど様々な石板があり、それらを組み合わせることができる。

石板にブロンズ、アイアン、ミスリル等の階級があり、一つでも違う階級の石板を使用するとゴーレムは機能しなくなる。

不要な石板は試練の塔の神殿で売れば、金貨100枚以上で買い取ってくれる。

S級ダンジョン各階層で手に入る石板
・2階層では、ブロンズ級の石板
・3階層では、アイアン級の石板
・4階層では、ミスリル級の石板

神殿での買取価格と購入価格

ブロンズ級だと一つの石板で買取価格が金貨100枚で、購入価格が金貨1000枚
アイアン級だと一つの石板で買取価格が金貨300枚で、購入価格が金貨3000枚

石板の種類

本体用石板

頭、胴体、右腕、左腕、両足で構成され、ゴーレムを降臨させるのに必要。

移動用石板

陸上、海上、海中、上空を移動するためにゴーレムを変形させる。

特殊用石板

移動や変型時に、攻撃や守備など付加価値をゴーレムに与える。

巨大化用石板

通常の石板2つ分の大きさのある石板。
使用するとステータスが2倍になり、大きさも2倍の20メートルになる。

超巨大化用石板

通常の石板3つ分の大きさのある石板。
使用するとステータスが3倍になる。

長身兵

100メートル級のゴーレムのこと。
巨大化用石板と超巨大化用石板を同時に魔導盤にはめることで出現する。

ゴーレム

人のような形だが、頭はあっても首がない。腹には水晶のようなパーツが埋め込まれていてその中にドワーフが一人入っている。

ゴーレムを降臨させるには、魔導盤と石板が必要である。
ゴーレムを顕現させている間、ゴーレム使いは魔力を消費する。

ゴーレムが壊れた時に、治す方法は2つある。

1つ目は、破壊された部位の石板を新しい石板と交換すること。
石板がゴーレムの各部位を顕現させるものになっているので、新しい石板に交換すればゴーレムの部位も新品同様になる。

2つ目は、修復スキルである。
修復スキルを使えば、魔力を消費して壊れた部分を修復できるが、修復に時間がかかる。

合体

ゴーレム使いのエクストラスキル。
サイズが同じゴーレム同士を合体させる。
長身兵同士で合体を行うことを超合体という

S級ダンジョン攻略の拠点

アレンたちが借りた家で30人以上住むことができ、家賃は月金貨30枚。

神殿、冒険者ギルド、生活に必要な店の近くの条件で探すとこれくらいの大きさの建物になる。
理由は、冒険者たちは、これくらいの規模のパーティーでS級ダンジョンに挑戦するから。

フカマン

バウキス帝国の名物で、蒸かしてもちもちにしたパン

精霊

精霊は神の眷属。

精霊には自我があり、戦闘中に精霊使いが指示したことを必ず実行してくれるとは限らない。
指示を聞いてもらうためには、なるべくこの世に軽減させ、精霊使いが一緒に過ごして親しくなるしかない。

精霊を顕在させるのには、魔力も魔石も何もいらない。
精霊がこの世に存在する間、精霊使いは魔力を消費する。

精霊は、この世界に存在し力を使うために、精霊使いの魔力を消費する。

源精霊、幼精霊、精霊、大精霊、精霊王、精霊神と変化していく。

サラマンダー

火の幼精霊。

オオサンショウウオのような見た目をして、前身は真っ赤でしっぽの先端はメラメラと燃えている。
しっぽの先端の炎は、家具や服にあたっても燃えないので、見た目だけのようだ。

ケルピー

水の幼精霊。

腹が白で背中が水色とツートンカラーの小さなイルカ。

コルボックル

土の幼精霊。

見た目は背中に大きな葉っぱを背負い、民族衣装のような服を着た3歳くらいの男の子。

神界への魔王軍の侵攻

アレンたちがローゼンヘイムで戦っていたのは陽動であり、魔王軍の主力は神界に侵攻していた。
神界に攻め込んだ本軍は、邪竜や古代流、魔神や上位魔神で構成されていた。

魔王軍の狙いは、火の神フレイヤでありフレイヤは撃退に成功するが、神器を奪われてしまった。

古代竜

Sランク魔獣より亜神に近い存在と言われている。

神器

神器を奪われた神は神でなくなる。

アレンは神器とは、信仰を集める器ではないかと考察する。

信仰により力を得ているが、信仰が弱くなると力も弱くなる。

四大神

神の中でも特に力のある火の神フレイヤ、水の神アクア、大地の神ガイア、風の神ニンリルが四大神である。

獣神ガルム

アルバハル獣王国が崇める神

邪神教

ギャリアット大陸で広がっていた宗教。
教祖がシア獣王女につかまり、エルメア協会の宗教裁判にかけられる。

ダンジョン祭

ディグラグニを祀り、ダンジョンでのこれまでの無事に感謝し、これからの無事を祝う祭り。
10月1日に行われる。

十英獣

アルバハル獣王国が認めた10人の英傑を称える呼び名。
年に一度武術大会が10の部門に分かれて行われ、各部門の優勝者が十英獣として称えられる。

獣王国武術大会への参加者は、冒険者から軍属など立場は様々で、各部門を勝ち抜いた果てに、最後に十英獣つまりその部門の前回優勝者と戦うことになる。
各部門の優勝者通しで戦い、総合優勝者を決め、昨年の総合優勝者と戦い、最終的に勝利したものを今年の獣王と呼ぶ。
獣王国の王も獣王で分かりにくいが、獣王国では普通に受け入れられている。

ダンジョン情報部

ダンジョンに関する情報を冒険者から収集し、精査して冒険者たちに提供する部門。
アレンがヘルミオスの名前を借りて、冒険者ギルドに提案した。

提供ポイント

ダンジョン情報部に、情報を提供したものへの報酬をポイントにする提案。
S級ダンジョンの冒険者はお金は稼ぐことができるので、お金ではなくポイントをためることで、貴族や商人などへの推薦状や名誉を表すアイテムに換えられるようにする。
そうすることで、冒険者を引退した後の第二の人生に役立つものを情報提供者に報酬として渡すことができる。

Sランク冒険者

Sランク冒険者とは、一般にAランクを超える実力や功績を称えるランクである。
その為、認定数は少なく、数十年に一人くらいの割合である。

Sランク冒険者になると、ギルドの副本部長と同等の権限が与えられる。
それと同時に立ち寄った先で魔獣討伐や、冒険者ギルドへの協力など可能な範囲で良いから協力してほしいと言われる。

アレンは、Sランク冒険者とは、人の数百から数千倍の力を得た、世界の常識や規律とぶつかるような考えを持つ可能性のある人間を、世界との最低限の関係性を持たせ、最悪の事態を防ぐためにあると考えた。

20年前にSランク冒険者になった修羅王バスクは魔獣から多くの人を救ってきたが、5大陸同盟や貴族から支配されることを嫌いどこかに消えてしまったらしい。
修羅王バスクのせいで、Sランク冒険者は5大陸同盟の盟主国などに警戒されている。

冒険者ギルドの役職

本部長

冒険者ギルドのトップ。現在はマッカラン本部長がこの地位に就いている。

副本部長

本部長を補佐する。数名。

統括部長

各国の冒険者ギルドを統括する統括部のトップ。大国にも1人ずつしかいない。副本部長1人につき数名ずつグループ分けされている。

統括副部長

統括部長を補佐する。統括部長1人に対して数名ずついる。

支部長

領都、大都市、ダンジョン都市に設けられた冒険者ギルド支部のトップ。ポポッカ支部長、カルロバ先生はこの役に就いている。

所長

冒険者ギルド出張所のトップ。支部が置けない村などに1名いる。